「時代を動かした争い史」岩田憲道さん（山口県）平成27年6月発行
本書は前作の「これならできる つみみ食い遍路」に次ぐ二作目である。
日本歴史に造詣が深い著者が、さまざまな争い事に着眼して日本の歴史を考察しています。
著者は「はしがき」で次のように述べています。
日本史で一番面白いのは、やはりスーパーヒーローの活躍した源平合戦から戦国時代と幕末の動乱時代でしょう。教える方もこの時代に力が入って時間不足となり、3学期の終わりには「明治以後は教科書を読んでおきなさい」となります。
この〝歴史好き入門書〟もそれを見越して、仏教伝来から明治維新までの限定としました。本書は、単に武力による争いだけでなく、宮中や政権をめぐる政略的な駆け引きなども含めて取り上げ、その人物や事件は独断で選びました。
歴史には不明な史実や「不可解な謎」が多いものです。歴史に〝もし…たら！〟は意味ありませんが、歴史の〝謎解き〟と〝もし…たら〟のIf Historyを推理・想像するのも楽しいものです。……
日本史の新たな一面を堪能できる一冊です。
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